ニューファンドランド11才

ニューファンドランド11才、超大型犬、60キロ。。(今回は少し長文になります。)
まずは超大型犬の車椅子は非常に難しい旨も説明するため一度お伺いしました。
やはり想像以上に大きい、、太い、、、、持ち込んだ大型犬用の車椅子も明らかに中型犬用に見えるという。。。。
心折れそうになりました。ただ、幸い幅はジャストに近い印象でした。ここを突破口に。

借りているという車椅子では歩かないとのことで、現物も照らし合わしながらの採寸を。写真のポストは控えますが借りているものはプラスチック製で強度を確保するために複数のパーツを使用しているため凄く巨大です。そして重さもあります。ただ、これはこれで良いものだと思いました。
で、まず思ったのは、硬度のある金属なら強度面でもっともっとスッキリして軽量で見た目のシンプルなもので大丈夫かなと。
次に、前者のタイヤが左右に動かすとガタガタになっていたので、これも半分の大きさで良いかなと。
大型犬の車椅子、特にタイヤが必要以上に大きいのを見かけますが、身体の大きさに関係なく、どのくらいの歩幅かを確かめて、一歩、一回りほどの大きさが本来は理想的です。必要以上に大きいタイヤは回りきらないため後ろに下がってしまったり、また、その重さがシニアになるにつれ厄介になります、、、ちょっとコンパクトなぐらいが良いです。
あとは『幅感』。あくまでも各々の動き方によりますが、幅に余裕があると軸が不安定で横揺れしながら歩く形になるのでタイヤなど足回りがガタついてくるのは想像できるかと思います(寝たきりなどの場合は別です)。

ただ問題も。金属は金属で大型犬、超大型犬には難しい面が1つあります。
フレーム(骨格)をしっかりと作るので『乗せる』のに一苦労するということです。今回は乗せやすいよう色々と工夫をしましたが、それでも大変さが残るので、飼い主さんにも工夫また慣れてもらう必要があります。



飼い主さんは今までもずっと大型犬を飼ってらっしゃったのもあり心得や見識などあり、様々なリスクなど承知して頂けたのもあり今回に至りました。私たちもまずはホッとしていおります。


飼い主さんもご愛犬も双方で使っていく練習、慣れていく練習が必要となりますが、
今後も見守りたいと思います。
動画もあるよ、黒くて大きくて心優しいニューファン。


さて、よくあるお問い合わせの1つですが、弊社の事務所ではフィッティングを行っておりません。こちらからお伺いするスタイルが飼い主さん側にとっても好都合なことが多いので、そのようにしております。なお、札幌市内、市内近郊に関しては無償にてお伺いいたします。

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