コーギーの4輪について

いつも思うことですが、まだ前足が丈夫なのに4輪仕様のコーギーを多く見ます。
既に4輪に乗っていてアルケリーオへ乗り換えということで立ち会ったことも何度もあるんですが、正直、2輪で十分だったことが殆どです。

特にDM(変性性脊椎症)だと進行を考えてのことだと思うんですが『運動』がある程度の進行を遅らせるとこができる重要なポイントということなので、元気に動かすことができる前足の自由を予め奪うことはどうなんだろう?と思ってます。老化や進行に併せて、その重さがネックになってくるのが確かです。

特にコーギーに関しては、かな〜〜り多くのケースを見ていますが4輪が必要な時期になると首が落ちるのと併行して前足も突っ張り気味に伸びきるため、その時点で4輪で『自力で歩く』というアクション自体が難しく。なので、それ以降は『立位保持』目的で4輪にする、お散歩はカートなどに変える、あるいは、どうしても歩かせたい場合は『わんモック』という選択肢を提案しています。

そして、残念なことに初めから4輪の車椅子を使用しているケースにての使用日数も短い印象なのです。前足が元気ならギリギリまで2輪で歩くのが本来はストレスフリーかなと。

弊社に関しては、後足の動きが出てきた、バランスが変わってきた、お腹が落ちてきた等々、各々のフェーズに合わせて、バランスを調整したり、ハーネスを一本追加したりetc...都度、データベースに照らし合わせて対応策を準備しているのでそうしてます。

14歳、コーギーの女の子。
もしかしたら、そろそろ4輪になるプロセスなのは確かなのかもしれませんが、今の所は浅い雪、シーンにより、2輪でも散歩をしております。

ただ、本来はDMで14歳で車椅子を使えているコーギーは少ない方です。
この辺りは飼い主さんの創意工夫の賜物です。
動画がありますのでご覧くださいませ。


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